極論ではありますが。
先進国の一員として比較したとき、一般道路整備や高規格道路の述べ長さは、車1台あたりに対して考えれば過剰ではありませんし、むしろ一部の国より劣っています。
公共事業費に関しても、先進国の中では平均的な比率値であり、山あり谷ありの火山国日本と平野が広がる大陸とは比較にならず、むしろ低いのではないでしょうか。
また、過去に成功した経済対策は、すべて改革ではなく、財政出動であるような気もします。
よく引き合いに出される米沢藩の上杉鷹山の倹約政策などは、米沢を出された伊達正宗の仙台とその後の米沢を比較すれば、歴史的にその政策が正しかったかどうか、正直私は疑問に思っています。
日本において重要である自動車産業にしても、トヨタ、日産、ホンダの国内生産比率はかなりの開きがあり、半分以上を国内で生産しているのは3大メーカーではトヨタだけなのです。
車体の製造工程だけならともかく、デザインまで国外開発となれば、当然日本の若者に受け入れられるようなモノづくりはできません。
外に出たとき、流れている車をよく見てください。
日本人とてして違和感のあるデザインの車ばかりではありませんか?
私が若い頃に持っていたホンダや日産のイメージは今や崩れはて、ヨーロッパ模倣の軽いメーカーというイメージが定着してしまっています。
結局、若者が車離れをしているのではなく、そもそも日本の若者に受け入れられるようなデザインの車を作っているとは思えないのですよね。
日本は、日本独自の車社会を再構築すべき時期なのではないでしょうか。