食べた後に眠くなるのは血糖値が急激に上がることでインシュリンが大量に分泌されることで起こります。インシュリンで分解できなかった糖分は中性脂肪となりますので体に蓄積されます。分泌されたインシュリンの量が多いと血液中の糖分が不足し、脳がエネルギー不足と判断し、省エネモード、つまり眠くなるという仕組みです。従ってそれを抑えなければなりません。
これを防ぐには血糖値が上がりにくい食べ方をすれば良いのです。
1. 味噌汁の具や汁を食べる。これにより内臓が温まり代謝を上げることができます。
2. 梅干しを食べる。クエン酸の接種や内臓を弱アルカリにする効果がありますが、最初に食べると胃に負担がかかりますし、酸が歯のエナメル質を溶かしてしまいますので、この順番で食べます。
3. トマトとブロッコリーにマヨネーズをかけ、オリーブオイルをつけて食べます。千切りキャベツにしている場合もここでオリーブオイルをかけて食べます。私はマヨネーズが好きなのですが、できれば糖質や脂質の少ないドレッシングが良いでしょう。
4. サラダ、特にトマトは体を冷やしますので、再び味噌汁を飲みます。
5. ここまでをできるだけ時間をかけ、よく噛んで食べれば後は自由です。
食べ終わったら、食器は自分で洗いましょう。先ほど述べたように、食べた後は血糖値が上昇し、インシュリンが分泌されます。多量に分泌されたインシュリンは糖分をエネルギーに変えますから、そのエネルギーを消費することにより、余った糖分が中性脂肪になる事を防ぐのです。ですから、食器を洗う事はエネルギーを消費するための運動になるのです。
食器を洗ったら15分ほど横になります。これは横になる事で内臓に血液を行きわたらせ、タンパク質などの分解に役立ちます。もしこの段階で眠くなったとしたら、既にインシュリンの過剰分泌による血糖値の低下、これを血糖値スパイクと呼ぶのですが、その現象が起きています。この現象はこの記事のような食生活習慣を続けることで徐々に減るでしょう。
15分経過したら、もしくは眠くなってしまったら、いよいよ冒頭で述べたような筋トレをします。筋トレをすることにより眠気もさめますし、筋肉の増加による基礎代謝も増えます。ただし、ここで言うところの筋トレは内臓脂肪や皮下脂肪を減らし、脂肪が減ることで下がってしまう内臓をしっかりホールドするためのものですから、過剰なトレーニングは控えましょう。毎日続けていれば一定程度の筋肉が付き、眠気も起きにくくなりますので、そうなったら週に1、2回で十分です。もしくは筋トレは必要だと思った時にして、その代わりに散歩するのも効果的です。
実は、腹筋を鍛えるだけでは基礎代謝はあまり増えません。筋肉による基礎代謝は全体の20%ほどだと言われています。しかし、必要十分なタンパク質を摂取することにより、内臓の筋肉が鍛えられ、その分の基礎代謝が増加するのです。内臓の筋肉による基礎代謝も全体の20%だと言われています。心臓などの重要な臓器も筋肉で作られていますから、タンパク質がいかに重要かが理解できるでしょう。
(次に続く)