アメリカの宇宙計画が中止になりました。
この夏でアポロ11号が月面に着陸して41年になります。
中止された計画では、月面に基地を作り、火星探査の足掛かりにしようというもので、月面で水を採取する研究が行われていました。
水は酸素と水素から成り、分解する事によって酸素は人間の呼吸に、水素はロケットの燃料となるのです。
話は変わりますが、私は1961年生まれですが、1964年に開催された東京オリンピックは全く覚えていません。
最近も石原東京都知事がオリンピックの誘致の実現に奔走されていましたが、もう一度東京でオリンピックを行う意義が問われていました。
しかし、オリンピックの経験がない世代は、意義を問われても ???? マークが出てしまいますよね。
同じように、若い世代は「人間が月に行った」なんて知ってはいても実感は持っていない事でしょう。
その良い例が最近ありました。
先日仕事で飲みに行ったとき、私がたまに書く宇宙関係のブログ記事が話題になり、少し月の話をしたのですが、その席にいた女性が「えっ、月って地球より小さいんですか?」と発言していました。
若い女性にとっては月が地球より大きかろうが小さかろうが、それはどうでもよい事です。
むしろ、月が太陽よりも見た目は大きいという事で、太陽よりも大きく見える月が地球より小さいはずはなかろうという理屈なのです。
今や積極的に宇宙開発にまい進しているのは、中国やインドなどの近年発展を遂げた国で、アメリカやロシアは宇宙開発によって一定の成果(これは軍事的な成果も含めて)をあげた国は消極的になりつつあります。
日本も友人宇宙船の話はありますが、具体的な計画はありません。
先だっての「1位である必要はあるのですか」発言といい、宇宙開発予算の中止や削減といい、寂しいと思うのは私だけでしょうか。
今頃はアトムが空を飛んでいるはずなのに。。。