「あさゆめ」さんのブログに書かれてしまいましたが・・・・。
とある会社の HDD のコントローラが壊れたので、メモリ増設を兼ねて修理に行ってきました。
HDD は何も問題がなかったのですが、増設用 DDR3 1333 の 2GB×2 を差して起動をかけても動作しません。
数度試して駄目だったので、電源ケーブルを抜き、電池を外して CMOS をクリアしてみました。
すると、きちんと起動はするのですが、メモリの認識が 4GB ではなく、3GB 表示となっており、かつ、Windows Server 2008 のサービス各種が起動しません。
イベントログにも原因となるようなエラーが記録されていません。
うーん。。。
BIOS をアップロードする事にして、USB メモリにイメージを書き込み、アップデート。
それでもサービスは起動しません。
メモリ異常かとも思ったのですが、画面の動きは違和感なく正常で、根本的な何かがうまくいっていないようです。
しばらく経って、スタッフが起動画面を見ながら一言。
「関係ないとは思いますけど、日付が前に戻ってますよね。」
え!?・・・それだ!
数年前に経験したトラブルを思い出しました。
日付があまりに古いと正常動作しないのです。
BIOS の日付は見事に 2002 年になっており、それが原因でサービスが動かなかったようです。
憶測ですが、あまりに古い日付が与えられると、ライセンス違反として基本サービスが起動しないと思われます。
その証拠と言うか、根拠としては、セーフモードのネットワークは極めて正常に動作するからです。また、異常時のプロセス一覧に「ライセンス」に関するプロセスが現れます。
つまり、その動きは正常であるため、イベントログには何も記載されないということになります。だって、それで正常動作なのですから。
Windows 2003 あたりでも、クライアントライセンス数が不足すると、一部サービスに制限が発生することがありますが、これもその流れの発展形なのでしょう。
まあ、解決してなによりでした。
メモリが Single Channel でしか動作しなかった点も、BIOS のアップデートが功を奏して Dual Channel で動き、ちゃんと 4GB を認識しました。
メモリ交換とRAM増設だけなのに、6時間かかりました。
もう忘れないぞっ!