Windows は MS-DOS の上で動くアプリケーションでした。
そう言ったら怒られそうですが・・・・・。
Windows 3.1 や 3.11 は OS と言うよりは MS-DOS のオブジェクトにリンクを張った WEB コンテンツのようなものだったのです。
また、Java コンソールが Sun から出始めたころ、PC はいずれアプリケーションをネット上からダウンロードして使うようになる。Windows なんて必要ない、そして価格は5万円程度だろうとも言われていました。
それが今やネットブックが流通し、5万円で買えるものもあります。
ネット回線契約込みなら 0円も・・・・。
ただ、Windows は未だ搭載され続けています。
Google が Chrome や Android といった OS でそれに対抗しようとはしていますが、まだまだパッとはしません。
ネットブックの利用者は、OSの機能よりも、ネットプックがいかに使いやすくてお洒落で、話題性があるかを重要視するわけですから、OS の議論はナンセンスですし、一般に受け入れられるにはさらに数年かかるでしょう。
それは、私が Windows Mobile を使わずに iPhone を使っている理由です。
ひとつ言える事は、ここ10年の(打倒Microsoft関連の)予想が、ことごとく外れているという事です。
帝国は以前ほど利益を上げ難くなっているものの、ビルゲーツ氏の自宅は毎年増築できるでしょう。
「あなたが買った Windows 1本がビルゲイツ氏の自宅のクギ1本」
そんなブラックジョークも昔にありました。
打倒 Microsoft と言うよりも、私はむしろ、OS そのものではなくブラウザ戦争が次の世代に来ると考えています。
利用者は何の OS を使っているかより、ブラウザの中に広がるクラウドコンピューティングに興味が移行し、以前我々が OS の機能に注目していたように、これからは「ブラウザで何ができるか」に注目されるでしょう。
OS は Operating System の略で、コンピュータと人間のインターフェースなのですから、今の世は Windows の機能なんぞ知らなくとも Web が利用できるので、ブラウザこそ OS と呼ぶべきものなのかもしれません。
考えすぎですかねぇ。