と・・・言えば代表作は何でしょう。
「ペリカン文書」や「トレーニング・ディ」などがあります。
「トレーニング・ディ」では主演男優賞を受賞しました。
しかし、私が好きな作品は「戦火の勇気」であり、どちらかと言えばアメリカの戦争に対するネガティブな面を題材とした作品です。
私は戦争を題材としたものでも、華々しいものではなく、「フルメタル・ジャケット」から始まったネガティブなものが好きな傾向にあります。
例えば、ユアン・マクレガーが出演している「ブラックホーク・ダウン」や、「アメリカン・ソルジャーズ」です。
リアルな視点で戦争を追った、決してハッピーエンドではない作品群ですが、日本では60年以上前に終わった戦争がアジアの他の国ではまだ続いており、妙に考えさせられる映画です。
私が辛い事があった時によく思うのは、「戦争に行くよりはマシだ」という事であり、現実に戦争は絶えずどこかで起こっているのです。
一方で、数々のIT製品のうち、もっとも優秀な部品やソフトウエアは軍事産業のそれであり、矛盾しますが、テクノロジーには興味もあります。
戦争を起こすべきではありませんが、政治的な決断によって起きるものであり、これもまたひとつの政治的な解決方法なのです。
しかし、もちろん肯定はできません。
テクノロジーが発達し、世界の警察を名乗るアメリカが強大な軍事力を背景にしている以上、もし、アメリカが牙をむいたらという恐れは誰にでもあるはずでず。
ないかな。。。日本は平和だし。。。
まあ、そんな中で、政治という側面からではなく、人間というひとつの個体から見た戦争を描いた映画はとても貴重だと思っています。
20代の頃、コンピュータの勉強をしに何度もアメリカに渡ったのですが、ある時、帰りの空港に向かうベトナム帰りらしいタクシーの運転手が「今は戦争がないから血の気の多い若者が街で悪さをして困る」と言っていました。。。。
戦争にはそんな効果が。。。!?
発想の違いにとても驚いてしまいました。
当時は湾岸戦争の前で、大きな戦争をしていなかったのですよね。
アメリカは強大な軍事国家ではなく、ディズニー王国、夢の国であって欲しいと思うばかりです。
なーんて、それこそ夢物語でしょうか。