iSPPという団体がありまして、私はそこの共同代表理事をしています。
本日は、その団体が主催する「iSPP 被災地スタディツアー2013」をご紹介させて頂きます。
■主催者!!
Information Support Pro bono Platform を略して iSPP と呼ぶのですが、平たく言えば、IT関連で知見のある人々が集まって、さまざまな支援活動を行おうという、ボランティアの任意団体です。名前は難しそうですが、ITなんて知らない!という方でも参加できます。IT関連の知り合いを持ちたいという動機でもかまわないでしょう。すくなくとも、ここに1名はいますし。
その団体では、昨年から被災地スタディツアーという企画を行っており、本年度が第2回目となります。今年は「震災アーカイブと私たちの役割」をテーマに実施します。
■概要!!
震災アーカイブと名が付くくらいなので、「気仙沼リアス・アーク美術館」、「三陸鉄道震災学習列車」、「石巻3.11 あすのためのミュージアム」など、アーカイブ系で知見を養って頂くほか、「遠野まごころネット」さんでは先進的なボランティア活動や、いまの現状をお話して頂き、「石巻グランドホテル」では、ホテルという特殊性を活かした当時の避難の状況や、現地でしか聞けない被災地の今を民間の視点からお話して頂きます。最終日は「石巻 3.11 あすのためのミュージアム」で震災当時の様子をアーカイブでご覧いただくとともに、アーカイブを実際に構築された方から、そのご苦労などをお聞きします。
■みどころ!!
すべてをご紹介するのは難しいですが、1日目にオススメなのは、気仙沼リアト・アーク美術館ですね。学芸員の山内さんという方、僕はお会いしてお話した事があるのですが、この方の写真と説明書きは秀逸です。震災当時の様子が独特の目線で撮影、記録されていて、僕は2時間近くかけて見ました。今回は特別に、なんと、ご本人の説明付きでご案内します。
2日目は、ジンギスカンという遠野の名物を食して頂き、震災ボランティアの活動で有名な遠野まごころネットさんのお話をうかがいます。その辺りは文字通りスタディなのですが、それだけではなく、景色が素晴らしく、遠野の秋を満喫して頂けると思います。移動途中にはニュース等でご存じでしょうが、奇跡の一本松、実物に立ち寄ります。
3日目は、関係者がご苦労されて作り上げた、文字通りのアーカイブを見て頂くのが目玉ではありますが、せっかくなので、「石巻まちなか復興マルシェ」に寄り、地場のお土産などお買い上げがてら、自由行動時間のため予定には掲載しておりませんが、すぐそこで、歩いて行ける「石ノ森萬画館」なども見どころです。
■料金!!
一関での集合までと、仙台駅解散後の往復の旅費は含みませんが、一般の方は 38,000円です。東京から新幹線で来たり、初日の自由夕食のことなどを考えると、参加費と合わせて5万を超えてしまいます。たいへんな高額出費になってしまいますが、格安ツアーとは異なり、相部屋なしのシングルをご用意していますし、数に限りこそありますが、早い段階でお申込み頂ければ、ご夫婦やお友達同士でツインの部屋をご用意できます。
女性おひとりでのご参加も安心ですよ。部屋もシングルでプライベートが守れますし、なにしろ、このプロジェクトのリーダーも女性です。
1回のツアーで存分に学習して楽しんでいただけるツアーです。清水の舞台からとまではいかないまでも、思い切って参加してみては如何でしょうか。バスガイドさんはいませんが、ボランティアスタッフが、きっと、おそらく、かなり自信ありませんが、バス中を盛り上げてくれるでしょう。
それでは、ツアーでお会いしましょう。