そもそもマヤの暦での2012年とは、そこで終わるのではなく、続きの新しい暦が始まるという事(NASA発表)です。
それはともかくとして、地軸が傾くという事に関しては、私も納得できる事ではありません。
もともと、惑星の地軸は不安定極まりなく、火星などは何度も地軸が傾いている事が知られています。
そもそも地球の自転は、月ができる原因となった惑星の衝突時に発生し、それが今でも続いています。
cNASA
そうです、地球には月があるのです。
月を無視していきなり地球の地軸が変わってしまうとは、とても考え難い事なのです。
言いかえれば、地球の地軸が他の惑星に比べて安定しているのは、月のおかげであるとも言えます。
その月が遠ざかってしまったら、きっと不安定になるでしょう。
その月は地球を引っ張り、海が盛り上がるたびに遠ざかっています。
そのため、海のところどころに水門を作り、海が盛り上がらないように、言い換えれば「月が遠ざからないように」しようという案もあります。
ところが・・・。
実際には、地球の地軸よりも地球の磁気の方が危険な状態にあります。
c気象庁 地球の磁気圏が弱まると、強力な太陽風が地球の大気を吹き飛ばしてしまうからです。
実際に、地球上ではその磁気シールドが弱い地域が存在し、その上空を飛行する衛星はその地域に差し掛かる時、システムが故障しないように一部機能を停止しているのです。
(日本の地球シュミレータの計算では、その現象は地磁気のムラであり、いずれ増加に転じるとされています)
地球の地磁気は予想より大幅に弱体化しており、数千年後には消えてしまうという悲観的な予想すらあります。
消えてしまったらどうなるでしょう。
かつて、火星にも地磁気があった事が証明されています。結果はそれを考えれば明らかでしょう。
地球のコアの周りをまわるマントルが冷え固まる時が地球の終わりです。
いや、地球はそれでも生き続けるでしょう。
地球の最後を演出するのは太陽です。
老朽化した太陽が次第に膨らみ、地球を飲み込んだときが、地球が元の元素に戻るときなのです。
なんと人類の小さいことか。
自らの滅亡を映画にして金を稼ぐなんて、愚かなことです。
神は人類の蛮行を推測し、将来の予測を限られた人物へ「奇跡として」見せる事はあるでしょうが、予言をする事はありません。
神の予言は人類に対する警告なのです。
まあ、今の私はサーバーの構築一色で、人類の行く末を心配する余裕などありませんが・・・。