先日のヨーロッパGPの時の話です。
まだビデオに撮ってて観てない方は、本記事がネタバレになりますので、観てからこちらを読んでくださいね。
私が愛用している iPad の F1 実況中継アプリ(F1 timing Application 2010)でヨーロッパGPを観ていた時の「小林 可夢偉」こと実況名「KOB」に対するのコメントが面白かったので掲載してみます。
午後9時からだったので、もちろんTVでは Live 中継していません。リアルタイムでレース観戦ができるのがこのソフトの良いところです。
色々なアクシデントがあって、なんと可夢偉が3位に。
(赤字は配信されてくる文字の実況で、続く文面は私がその時思ったことです)
BUT needs to pass KOB
うんうん、そりゃそうでしょう。何せ可夢偉は予選18位ですからね。バトンにとっては大いに邪魔でしょうね。直ぐに抜くだろうなぁ。
BUT cant find a way pass KOB
おお、なかなか抜かせないなんて、可夢偉もなかなかだな。
後でバトンに文句を言われそうだが。。。
We need BUT to pass KOB
うん、邪魔なのはわかる、後ろが詰まってるしね、でもさあ、いくら国際実況でも僕は日本人なんだから「We need」って悔しいなぁ。
KOB has to pit at some stage for the soft tyre
ソフトタイヤで最低3周するレギュレーションなので、ここのポジションにいるのは間違いなので安心してね・・みたいな事を言いたいのね。
BUT looking desperate to pass KOB
バトンが可夢偉をパスしようとしているのが「必死に見える」って、なんか可夢偉を馬鹿にしているような気も。。。。
この後、可夢偉のペースが徐々に上がり、トップタイムに次ぐ自己ベストを連発するなど、徐々にバトンは本当に追い越せないのだという事に気づく。
KOB has reality great pace in P3
ついに可夢偉が実力でP3を走行している事を認めた実況。
正直ザウバーBMWがこんなタイムが出せるとは。。。。
KOB pits and rejoins just behind ALO
レギュレーションを守るためラスト3周でピットイン。ソフトタイヤに換装し、レースに復帰した可夢偉。
アロンソの後方9位で復帰。10位がチームメイトなので、ああ、結局こうなるのかなぁとちょっと諦めかけた。
KOB all over ALO
実況は何かを感じたらしい。
確かにアロンソとの差がみるみる縮まっている。
KOB ALO and BUE having a great fight
これはアプリ上でも肉薄した戦いになっている事がわかるほど。
後でTVを観たら感動ものの戦いでした。
2 laps for KOB to pass ALO!
最初のころと180度変わって、KOBを応援し始めた実況。
このコメントはやや嬉しかった。
KOB really pressuring ALO
KOB、ほんとにやる気だよ。
KOB passes ALO
抜きましたね。。。
相手はフェラーリですよ、フェラーリ。
AMazing by KOB
今日のブログタイトルがこれです。
AとMが大文字なところが、ほんとに驚いてる事を伺えますよね。日本人としては久々に聞く最高に嬉しいコメントです。
KOB now chasing BUE on the last lap
最後の一周で追いかける可夢偉。願わくば追い越して欲しい!
KOB passes BUE!
え?ほんま?
アプリ上では確かにゴールラインへ先に到達したのはKOB。ランク表も7位を示しています。ちょっとした感動です。
KOB has the drive of the day
もう何というか、可夢偉の日という感じです。
KOB passed BUE on the last corner of the last lap
可夢偉は最終コーナーで抜いたんだよと、実況している人が自分に言い聞かせるようなコメント。正直同じ気分。
Great race
締めくくりはこれでした。可夢偉が3位になったとき、維持できるのは数周と思っていたのでしょうが(私も実はそう思っていた)、なんと54周まで引っ張ってしまった上に、3周で2台抜きを演じるなんて想像もできませんでした。
実に見ごたえのあるレースでしたが、後に見たTV中継では日本人のコメンテーターが日本人よりの希望的観測ばかりで、今紹介したような雰囲気は伝わってきませんでした。
別にアプリの宣伝のために書いている訳ではありませんが、F1 好きな方にはお勧めしたい秀逸なアプリです。
次回のBritain、Practis 1 まで現時点で10日と1時間48分です。
またKOBと実況に頑張ってもらいたいですね。