久しぶりに宇宙のお話を。
「真空」という言葉がありますが、「まさに空」であり、そこには「何もない」状態であるとされています。
ですが、近年宇宙物理学では、そこに「真空のエネルギー」が存在しているとされ、真空を模した実験室でそのエネルギーが発生することが確かめられています。
どうして真空のエネルギーがあると考えられるかに至ったかは、宇宙の膨張にあります。
光よりも早い速度で物質は移動できないとされていますが、宇宙は現在でも光より速く膨張し続けているのです。
それだけならまだしも、加速しているのです。
膨張が加速するには、何らかのエネルギーが必要であることは誰にでも理解できるところです。
そのエネルギーとはいったい何だろう?と研究が進んだわけですね。
研究者はわけのわからないモノを「ダーク」と呼ぶ習慣があり、そのエネルギーを「ダークエネルギー」とも呼んでいます。
このエネルギーは特異な性質を持っており、空間(真空)が広ると増えてしまいます。
例えば、お風呂に塩を適度に入れた後、お湯を足せば塩分は薄まりますが、このエネルギーは薄まることがありません。常に一定です。
真空が広がれば広がるほど増えていくのです。
ですから宇宙は加速膨張を続けているのです。
どこまで膨張するのでしょう。。。。
宇宙がこのまま加速膨張を続けると、風船のように「パン」と破裂してしまうという説があります。
宇宙の果てでお話しています。↓
http://softonhouse.jp/nori-sdc~3982
地球ではいずれ資源エネルギーが枯渇し、宇宙エネルギーに頼ざらるを得ない時が来るでしょう。もちろん、太陽エネルギーは膨大ですが、宇宙にはこういった未知のエネルギーがまだまだ多く実在しているのです。
一見、静寂な宇宙空間ですが、実は莫大なエネルギーを含んだ火薬庫のような存在です。
あなたの隣の、ぶちギレ寸前の班長みたいかも・・・しれません。