| | | | | | | | | 2014/05/14 22:58:34 プライベート♪ | | | <モーター> | |
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・A:「君はこの国で何をするの?」 B:「蛙の養殖。」 A:「君は何も知らないようだな。ここの蛙たちはとても用心深くて、なかなか捕まらない。」 B:「それは調査済さ。ある電気メーカーがモーターを開発したんだ。」 A:「それが何か関係ある?」 B:「騒音が変わった音で、結局使いものにならなかったんだけど、この音が、何とこの国の雄蛙の声に似ていることが判ったんだ。」 A:「ということは、そのモーターを使って雌蛙を誘き寄せることができるってことか。」 B:「その卵からオタマジャクシを育てればいいのさ。」 A:「でも、次に来る問題は、この国の人たちは蛙なんか食わないことだ。」 B:「どうして?」 A:「昔からの言い伝えで、餓死しても蛙は食うな!ってのがある。」 B:「それなら、養殖蛙は輸出するさ。問題なく消費されることが判るまで。」 A:「食習慣はそう簡単に変えられないと思うけど。」 B:「この国の食糧危機はかなり深刻だから、背に腹は代えられない。」 A:「蛙にとっては気の毒な事態だな。ところで、君は蛙食に抵抗ないの?」 B:「僕はベジタリアンで肉食はしないんだ。それに・・・。」 A:「何?」 B:「他にもやりたいことがあるんだ。」 A:「蛙で?」 B:「オーケストラ。」 A:「蛙のオーケストラ?」 B:「夜中に蛙が大合唱する第九を、君に聴かせたいと思ってる。」 A:「蛙のバーベキュー付きで?」 B:「まさか。」
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