12月2日に NASA から発表があったものは、なんとなく肩すかしを食らったような内容だったという報道が多かったようですね。
宇宙人の存在を NASA が認めれば面白かったのですが。
モノ湖で発見された生命体ですが、実は重大な意味があるのです。
人間の遺伝子を構成する重要な物質に「リン」があります。
「ヒ素」はこのリンに分子構造が非常に似ていて、人間の体内に入ると、リンのような振る舞いをしてDNAの破壊へと導きます。
そのため、人間と同一系統を持つ地球上の生物にとって、ヒ素は非常に有害な物質なのです。
このDNAレベルで拒絶しなければならない物質を取り込んでも、なお生きられる生命体というものが発見されたのです。
それは一体どんな生物なのでしょう。
明らかに「今まで発見された地球上の生物とは系統が異なるもの」であり、人類とは根本的に違うのです。
つまり、地球上には2系統の生物がいるという事です。
現在の生命が誕生する以前に、別の系統の生物がいたのかもしれません。
今回の発見はその生命の生き残りなのでしょうか。
また、古代に隕石などで他の惑星から飛んできたのかもしれません。
もしくは、私たちの生命が他の惑星から来たのかもしれません。
いずれにしろ、宇宙には人間とは異なる系統が存在するという事が判明した訳です。しかもそれが地球上で発見されました。
その意味するところは、異なる系統の生物が確実に存在しているという事であり、生命が生息可能と推測できる範囲が、今までの考えよりも大幅に広がったという事なのです。
そういった意味では「地球外生命体は(ほぼ確実に)存在する」という会見でもあるのです。
ヒソで生きられるから何なのよ。
という一言では片づけられない出来事だったのです。