水素を高圧にして1千万度まで加熱すると、恒星になります。
正確には「核融合」が起こるのです。
太陽は毎秒、水爆100万個分のエネルギーを放出していると言われており、そのため莫大な水素を使います。
あっと言う間に水素が無くなりそうですが・・・。
その心配はありません。
太陽の質量は地球の30万倍ほどあり、太陽系全体の質量のうち、99.8% は太陽が持つ質量なのです。
それだけ大きいので、まだ数十億年は燃え続けられます。
太陽は内部から発し外に向かうエネルギーと、自身の質量によって圧縮崩壊しようとする内向きの圧力との間で微妙なバランスが保たれています。
水素が核融合を起こすとヘリウムが生まれます。
水素はいずれ尽き、外側の水素が燃え始め、太陽は巨大になります。
ヘリウムが融合して炭素が生まれます。
炭素が生まれるとそのエネルギーで外側を吹き飛ばしてしまいます。
そして太陽は白色わい星となり、冷えていきます。
大きさは地球ほどになることでしょう。
太陽の8倍以上の質量をもつ恒星であれば、超新星爆発を起こし、金、銀、プラチナなどを生み、クエーサーやブラックホールになるでしょう。
我々の太陽はやや静かに終末を迎えるのです。
超新星爆発が起きそうな恒星の近くで待っていれば、大量の金を手に入れる事が出来るでしょうね。
生きていられればですが。
(一部超新星爆発の現象と混同があったため2日後に修正しています)