ついに公開されました。
Windows Live のアカウントを持っていれば利用することができるストレージサービスです。ストレージの実態は SkyDrive で、利用できる容量は 25GB になります。
とりあえず動かしてみる。
一部報道では英語版先行リリースという事でしたが、私のアカウントではきちんと日本語で利用できました。(Windows 7/IE8)
起動画面 http://office.live.com/
サポートしているアプリは、Word、Excel。PowerPoint、OneNote のようですので、早速 Excel を試しに作成してみます。
新規作成で Excel をクリックするとこうなります。
ブラウザを途中で閉じてしまったり、強制終了してしまう事を考慮して、ファイル名は最初に入れるようです。ボタンがいきなり「保存」なので、多少戸惑うかもしれませんね。
Excel での編集画面
保存を選ぶと編集が始まります。本物のアプリと比べると若干まどろっこしいと言うか、「もさっと感」がありますが、標準的な機能はほとんど利用できますから、普通の使い方であれば十分利用に耐えます。
また、これもとまどうところですが、「保存」ボタンがありません。
画面がリンクで推移する際、自動的に保存されるようです。
WORD には保存ボタンがあります。アプリによって違うようですね。
編集が終わるとこのようにリスト化されます。
一度登録した文章は、ブラウザで修正することもできますし、ダウンロードしたり、PC上の Office で編集することもできます。
PC 上で編集するには、一度 ブラウザで編集を選び、ファイルタブから 「Excel で開く」を選ぶのですが、Microsoft のシングルサインオン技術と SharePoint の技術が生かされており、特に指定しなくとも自動的ダウンロードされ、編集後は SkyDrive に保存されます。ただ、確認していませんが、この機能は Offce 2010 に限った仕様なのかもしれません。
iPadで動かす。
さて、利用できるブラウザですが、Google Chrome と safari では IE 同様に問題なく利用することができました。
で、もちろん iPad から利用してみようと、URL を入力しました。
モバイルと認識するようで、モバイル専用の、閲覧のみで編集や新規作成ができない画面になってしまいました。
ですが、画面下部に「PC サイト」というリンクがあり、そこをクリックしたら通常の(PCと同じ)表示になりました。
ここでショックな出来事が。。。
Excel は普通に使えましたが、WORD の新規作成を行ったら、読み込み中に表示される進捗状況ダイアログの「95% 完了」の時点から先に進まなくなり、iPad のブラウザがすべて動かなくなってしまいました。
数分放置しましたが反応はなく、再起動を余儀なくされてしまいました。
再起動後にトライしようとしても、クッキーが効いているのか、「他のユーザーが編集中」と表示されてしまい、開けません。
再トライで、停止してからブラウザを iPad のボタンで閉じ、別なアプリを起動するなどしていたら、およそ10分ほどでブラウザは表示されるようになりましたが、エラー表示が出て編集はできませんでした。
iPad でWORDを使うのはしばらく待った方がよさそうです。
ただ、PCで作った文章の表示は正常にできました。
まだ提供が開始されたばかりですから、いずれ修正されるでしょう。。。
で、検証が面倒なので PowerPoint と OneNote は割愛します。。。。
PowerPoint は作ったものを客先等で表示するのがメインで、あまりブラウザで編集しようとは思わないでしょうし、OneNote はメモ的利用ですから、大きな問題はないでしょう。
メイリオフォントの問題
その他気になった点としては、「フォント選択」で基本的なものしかない、例えば「メイリオ」フォントを選ぶ事が出来ません。
ところが、PC の Office 2010 を使ってメイリオで編集すると、以降その文書に限ってはメイリオが使えるようになります。この辺り、メイリオは Vista 以降のディスクトップなどの標準フォントとして利用されているで、ぜひ標準で選択できるようにして欲しいものです。
とりあえず、Office Web Apps の速報でした。