そもそも Mac を使っていて、ノートパソコンの代わりに iPad と思っている人は飽きるかもしれません。
私などは、ほとんど Microsoft 製品を利用していますし、WORD や EXCEL、Visio が無ければ仕事なんてできませんから、最初から文書作成ツールとして利用するつもりはありませんでした。
それでも iPad を利用したいと思った理由は、第1に、私は常日頃カバンを持ち歩きませんので、ちょっとした書類でも手元にありません。
時間がある時、見たい書類をカバンから引き出すという事ができませんし、仮にカバンを持っていたとしても、いちいち書類を出して膝の上に広げるという事はしないでしょう。(横着ですから)
風で書類が飛んでしまった時には目も当てられません。
iPad に現在進行形の JOB に関する書類を PDF 化しておけば、いつでも引き出せますし、エンジニアが好む細かい字の設計書を拡大し、見やすく表示することもできます。新幹線や車の中では書類を読みながら思案するなど、とても重宝しています。
もし、iPad に書類をPDFで入れておくことを忘れてしまったときは、これが第2の理由ですが「リモートディスクトップ」を利用して、遠隔で操作できることです。
忘れた書類は、iPad から VPN で会社に接続し、メールとして送信すれば iPad で取り出すことができます。また、大きな書類は me.com のクラウド・ストレージを利用することもできます。
プログラム歴35年の私が iPad を使い(遠隔で)プログラムを組むという事はまどろっこしくて無理ですし、また、Microsoft 製品に慣れきっているため、Apple の iWork を使う事も面倒です。もし、バリバリと提案書 を作ったり、プログラムの修正が必要であれば、その時だけは迷わずノートPCを持ち歩くでしょう。
私にとって iPad は思考を手助けする道具であり、自分が監視しているサーバー達にトラブルがあった時に重要となるツールなのです。
そんな訳で、私は飽きそうもありませんが、飽きそうな人もいるようです。
http://topics.jp.msn.com/life/column.aspx?articleid=308845
ただ、記事中に「外付けのキーボードが来たら」という下りがあるのですが、純正品が発売時には売っていました。ガジェットに精通しているプロがどうして最初から買わなかったのでしょうね。
第3の理由として、iPad や iPhone の機能で特筆すべき点があります。
どこかに置き忘れた時に、Webからメッセージを画面上に出したり、最悪はリモートで「データを消去してしまえる」という事です。これは情報産業に生きる私としてはとても安心できる機能と言えます。(サービスはオプションで有料です)
まあ、忘れそうだから必要な機能なのですが。。。。