地球の過去の出来事です。
宇宙の話題とはちょっと離れていますが・・・・。
およそ2億5千年ほど前、シベリアで噴火がありました。
排出したCO2は莫大な量で、もちろん地球は温暖化し、それに伴ったメタンガスの放出によりさらに気温が上昇。
結果的に90%以上の生物が死滅しました。
恐竜は6500万年ほど前に直径10Kmほどの隕石によって滅びたと言われていますが、その隕石の直撃の次に怖いのが噴火なのです。
64万年ほど前にはアメリカ大陸でもイエローストーン国立公園の火山が大噴火を起こし、ほぼ大陸全土でおびただしい生命が死滅しています。
アイスランドもこれら大規模噴火が危惧されている土地で、1783年にはその噴火で北半球に寒冷化を起こしたと言われているほどです。
火山の噴火は直接的に地球温暖化を招きますが、地球規模の環境変化を引き起こした場合、温暖化の後に待っているのは寒冷化です。
ただ、CO2、メタンガスがその引き金になる事は判っていますが、どのようなメカニズムで冷えるのかは完全に解明されていません。
しかし、かつて地球が凍りつくような事態に発展したのは事実です。
地球環境を変え、10万年ほどの間に生命のほとんどを死滅させてしまったシベリアの大噴火。
その噴火とほぼ同じ量のCO2を、火山が数千年で放出したCO2を、人類はたった数百年で放出しようとしています。
それと似た形態をもつシベリアの噴火は他人事ではないのです。
人類に対する地球の反撃が始まっているかもしれません。