Windows TCP/IP のポート番号のお話です。
Windowsの既定の動的ポートは、従来の開始ポート 1025 終了ポート 5000 でしたが、現在は変更されています。
Windows Server 2008 では開始ポートが 49152 終了ポートが 65535 へ変更されています。
これは、IANA (Internet Assigned Number Authority) により推奨されている割り当てに基づいた変更です。
よく、Active Directoey のポート番号について聞かれるのですが、Active Directory は複合サービスと呼んでも良いものであり、複数のポートを利用しています。
グローバル・カタログサーバー TCP 3268、3269
LDAPサーバー = TCP 389 UDP 389
LDAP SSL = TCP 636 UDP 636
IPSec ISAKMP = UDP 500
NAT-T = UDP 4500
RPC = TCP 135
RPC-Random = TCP 1024-65535、又は 49152-65535
また、Active Direcotory は SYSVOL と呼ばれる共有フォルダ間で各種情報のやり取りを行い、FRS と呼ばれています。ポリシー情報などが格納されていますので、これも考慮する必要があります。
RPC = TCP 135
RPC-Random = TCP 1024-65535、又は 49152-65535 これらの状況は以下の IANA サイトに登録されていることが判ります。
http://www.iana.org/assignments/port-numbers
Windows のポート要件について詳しくお知りになりたい方は、以下のサイトから情報を入手できます。
http://support.microsoft.com/kb/832017/ja
この辺りは知っておくと便利ですね。