提携が承認されたようです。
日本の Yahoo はソフトバンクが買収していますので、アメリカ本国と同じ動きをするかどうか微妙ですが、Bing の検索エンジンは使うようです。
結局のところ、AdWorks の様な広告商売は検索ヒットの多さが成果を左右しますから、このビッグ2の提携は Google に対して競争相手を与えるという政治的な意味も含まれているのです。
Microsoft の Bing はシェア10%を超えましたし、世界最大のクラウドサーバーを構築中ですから、Live! と連動して大規模な展開を始める事でしょう。
市場的、もしくは歴史的な背景からIE が一時ブラウザを支配したように、Microsoft がクラウドの世界でも支配力を持とうとしているのは明白で、現在開発中の様々なサーバーサービス製品を見てもそれが判ります。
さすがに「クラウド」という名称に対して「ファイン」などというおやじギャグにも劣るネーミングはしないものの、かつてのネットスケープとの戦いのように熱を帯びるのは間違いありません。
そのような中、最近はネットがテレビ広告に勝るようになり、巨大事業と変貌を遂げていますが、なかなかはっきりとした技術やクライアントのメリットが見えてこないようにも思えます。
ぜひ、ユーザーを煙に巻くではなく、クラウドに巻くような事がないようにお願いしたいものです。