言わずと知れた Windows Server Update Service です。
現在は 3.0 SP1 が提供されています。
SCCM(System Center Configration Manager) 2007 のインストール時にはWSU の展開が必須で、様々な(エージェント的な)コンポーネントの配布などが WSUS を経由して行われています。
WSUS と SCCM を組み合わせることにより、より細かい展開が可能になり、また、レポートなどの報告機能が充実されます。
今の WSUS はダウンロードする言語を選択できるにとどまらず、サーバーアプリケーションや OS を選択できるようになったため、膨大に膨れ上がったパッチやサービスパックによってHDDの容量が圧迫される事を低減することができます。
また、BITS をインストールする事により、ネットワークトラフィックが少ない時に通信が行われ、大規模な数のPCに対するアップデートに際しても、一度に大量の帯域を占有してしまうことが避けられます。
組織が物理的に広がりをもつ場合は、配布ポイントをグループポリシーによって設け、下流の配布ポイントへ誘導することもできます。その場合は、WSUS からグループポリシーのテンプレートをグループポリシーエディタで読み込み、アクティブディレクトリの OU へ設定します。
それら下流における WSUS の設定は、上流の WSUS の設定を引き継ぐ形で構築されますので、ボンと置くだけで稼働する事ができます。
また、ISA サーバーに WSUS サイトのキャッシュを効かせておけば、複数の WSUS を単独で立ち上げていても、外に出るのは ISA サーバーの初回問い合わせ時のみで、これもまたトラフィック軽減に結びつきます。
従って、様々な機能の組み合わせで最適な状態を保てます。
様々な機能の知識を持っていれば・・・ですが。