では筋力をつけて基礎代謝量を上げつつ、次のステップに進みましょう。
次は16時間断食、いわゆるプチ断食により体をリフレッシュします。数字が示す通り、16時間固形物や糖分の含まれる飲み物を摂取しない、ということになります。16時間には寝ている時間も含まれますから、8時間寝ている方は8時間の断食、ということになります。
筆者は大学生の頃から、たびたび一日一食の生活をおくっていましたので、このプチ断食はさほど難しくはありませんでしたが、それでも少しきついなと思いました。今までの一日一食は、お腹がすけば何かつまんでいましたし、飲み物も糖分が含まれたもの、例えば甘めのコーヒーなどを飲んでいました。一日一度きりの夕食も、カロリー制限はせず、体力相応に摂取していましたから、栄養素は別にしても、エネルギーは足りていたと言えます。その結果、余分な糖分によりベルト脂肪が作られた、作ってしまった、ということになりますので、中途半端なプチ断食はむしろ太らせてしまう原因となります。
プチ断食の効果はネットで調べて頂くとして、プチ断食といえども、カロリー制限によるダイエットであることには変わりありませんので、体調には十分に気を付ける必要があります。また、摂取カロリーを減らさず、適正値に保つ食事をとれば、それはダイエットにはなりませんが、内臓を休め、老廃物を輩出し、新陳代謝を高めるリフレッシュ効果が期待でき、嬉しいことに美肌効果もあります。
では、筆者が試した具体的な生活例を以下に書きます。
7時〜8時起床・朝食はブラックコーヒー一杯、シャワーを浴びてお掃除、その後にお仕事。
12時〜13時の昼食を摂らず、お仕事続行。夕方は疲れが出るので仕事は午前〜古語早い時間に集中する。
13時・ブラックコーヒーを一杯、15分程度休憩してお仕事。
15時・夕食(ダイエット食)のしたごしらえ、炊飯、その後お仕事。
18時・調理、食事、腹筋運動。
19時・元気が出てくるので、暇な時はお仕事。
21時・お風呂、お風呂上りに牛乳、プロテイン、きなこ、バナナ、くるみ、を時間をかけて接種。
23時〜24時・サプリを飲んで就寝。
まず、夕食の下ごしらえについてですが、どうして下ごしらえが必要かと言いますと、自分で夕食を作らない方には必要ありませんが、自分で作らなければならない場合、夕食時に食材の加工をするのはとてもエネルギーが必要な事であり、既にエネルギー切れとなっている状態で包丁を使う事はできるだけ避けましょう、ということになります。実際、夕方近くになるとエネルギー切れにより、めまいや立ち眩みが生じる事もあるのです。ですから、食事は調理に留めるよう、あらかじめ用意しておく、ということになります。会社勤めの方は前日の夜にでも下ごしらえを済ませておくと良いでしょう。
次に、断食中の飲み物ですが、もちろん糖分が含まれるものは厳禁です。糖分が含まれていなくとも、空腹中は胃がからっぽに近くなりますから、刺激の強い飲み物も控えます。ては、何が良いかと言えば、筆者の場合は朝と午後にブラックコーヒーを飲んでいます。コーヒーは眠気を誘う体のホルモンと疲れを感じさせるホルモンの働きを弱めますから、プチ断食によるエネルギー不足で着かれている体を「騙して」くれます。もちろん、無理していることに変わりはなく、その無理している分だけ、溜まっている脂肪が使われる、ということになります。ダイエットにはその方が良いのですが、めまいや立ち眩みを伴う症状を感じたときは、夕食のカロリーや炭水化物を少し多くしてください。特に腹筋運動を続ければ基礎代謝が上がりますので、ダイエット当初のカロリーでは極端なカロリー不足になってきます。もちろん、めまいや立ち眩みなど、そうした症状や兆候が出ないよう、ダイエット期間に応じて夕食の量を調整するのがベストです。余談ですが、お昼の時間、12時〜13時は体にとって重要なホルモンが分泌される時間帯ですから、コーヒーの接種は控えてください。また、朝食と昼食を摂らないという事は、その分の水分も摂らないという事になりますので、こまめに水分補給をしてください。特に高齢になればなるほど、喉の渇きを感じなくなりますので注意してください。
基本的には以上のような形ですが、慣れないうちは3日続けて1日休むなどし、自分の体力に合った方法で進めてください。なお、後述する食事内容が重要となりますので、実行するのは、このガイドを読破してからにしてください。さもないと健康に害を及ぼす恐れがあります。
(次回に続く)