日本には「武士に二言はない」という格言があります。
約束したら「二言はない」つまり約束を守ることを日本人は当たり前だと考えています。
だからこそ、していい約束か、してはならない約束かを深く考えます。
少々例外的な方もいたにしろ、ほとんどの日本人はそうでしょう。
ですが、世界ではそう思っていない国や地域もあります。
それは「正義ではない約束は守らなくとも良い」と思っているからです。
確かに犯罪を犯す約束は守らなくとも良いというような(現代人として持つべき)根源的モラルに基づく「正義」であれば仮に約束を破ったとしても大きな問題は発生しないでしょう。
しかし、約束した一方のみの都合で解釈した「正義」であったとき、相互の約束どころか信頼も崩壊してしまいます。
ですから、こちら側として約束が守れるかどうかと共に、そのような、約束が反故にされる恐れのある約束かどうか、約束を守れる国かどうかについても注意深く考える必要があるわけです。
約束の考え方が違う国と付き合うのは大変ですよね。