ルノーで不正を行い、F1界(FIA界)を追放されました。
N.ピケJr に対して、故意に事故を起こすよう指示した事がピケ自身の告発によって明らかになったためです。
フラビオ・ブリアトーレ氏は「ベネトン」の創始者と共同経営でフランチャイズ化を行い、その功績により大富豪になった人物です。
F1界では、別なチームでデビューたした「ミハエル・シューマッハ」をベネトンフォーミュラへ引っこ抜いた事で有名です。
この時期、元BARホンダのロス・ブラウン氏も加わっています。
シューマッハとブラウンの天才的コンビは、その後シューマッハの皇帝伝説を作り上げるほどの勢いでした。
しかし、シューマッハとブラウンはフェラーリへ移り、強力な二人を失ったベネトンは失速していきます。
彼はベネトンチームを解雇され、リジェのマネージャーとして辣腕を振るうが、そのリジェもプロストに売却される事となる。
彼はチームよりルノーのエンジンに興味があったようです。それは、リジェの買収によりルノーエンジンの利用権を手に入れたことから伺えます。
ベネトンで陣頭指揮を執っていたモナコGPでのこと、リジェが優勝するな否や、彼はリジェのユニフォームに着替えて、優勝台にマネージャーとして立つという失笑ものの行動をしてみせた。
経営者というもの、その位厚顔でなければならないのかと思いました。
アイルトン・セナ時代からロス・ブラウンとブリアトーレに注目してきた私としては、F1を見始めるきっかけとなったネルソン・ピケの息子に引導を渡されたのは、驚きでもある反面、悲しさも覚えました。
残念な事件ですね。