物質と反物質のお話です。
物質を莫大なエネルギーに転化できるきことは、原子爆弾や中性子爆弾でお分かりですよね。
反対に、エネルギーは物質になります。
ただ、物質には必ず反物質というものが鏡のように存在し、物質と反物質が出会うと膨大なエネルギーを放出して消滅してしまいます(対消滅)。
映画でも話題になった反物質ですね。
1/4グラムの反物質を現在のテクノロジーで集めるとしたら、宇宙の年齢以上の時間がかかりますので、あの話はフィクションです。
理論上、物質と反物質は1:1で存在しましたので、現在の物質は反物質に出会わなかった物質という事になります。
どうして物質だけ残ることができたのでしょう。
反物質だけが消えてしまう理由、例えば物質に比べて寿命が短いとか、発見されていない消滅する法則があるとか、どこかに溜まっているとか、何か理由があってそうなったと言えます。
溜まってたら怖いですけどね・・・。
物質と反物質の対消滅は、今まで人類が経験したことのないエネルギーを生みますからね。おそらく野球のボール程度で世界は吹っ飛びます。
それはそうと、映画では巨大な爆発を演出した反物質も、今捕捉されているものはごくわずかで、誤って物質に出会ったとしてもマッチを燃やす程度しかありませんから安心してください。
反物質が消え、物質が残らなかったら、今のあなたがこのブログを見ることができなかっただけではなく、宇宙は放射線で満たされた無機質な空間でしかなかったのです。
言わば我々は物質は「残りもの」なのです。