自著の宣伝です。
本日、インプレスR&Dから新刊「3.11 被災地の証言-東日本大震災 情報行動調査で検証するデジタル大国・日本の盲点-」が発行されました。
編著は「情報支援プロボノプラットフォーム(iSPP)」で、共同代表理事の私は6章を主体に、著者として執筆しています。
ちなみに、本の表紙は仙台市の荒浜地区です。
7月、福島、宮城、岩手のiSPP会員で連携し、NPOや支援団体の協力を得て仮設住宅などで面談調査をさせて頂いたほか、ネット調査も行い、あの日にICTは使えたのか、使えなかったのか検証した書であり、9月に調査書として出版した行動調査報告書の一般向け著書でもあります。面談調査の方は、iSPPの東北事務局が中心となって動きました。
私が担当している6章では、地方自治体の災害対策本部で奮闘した職員の方の実名寄稿や、被災自治体を横断的に結ぶICTの連絡会である「ISN」の協力を得て、先に行われた災害セミナーの要点などが書かれています。
被災後に私と会って苦労話をされた方など、自分の事か!と思う部分もあると思います。また、かつて、このブログで紹介したエピソードも書いてあります。ぜひ読んで頂ければ嬉しいかぎりです。ちなみに、印税のほとんどが調査でお世話になった方や、被災各地の図書館への献本、iSPPの活動費に充てられます。
また、3月15日には東京で出版報告会が開かれ、会津、松崎、酒井の著者3名で投げ合いパネルディスカッションを行うほか、仙台市教育委員会への協力として行っていた「仙台市児童生徒による故郷復興プロジェクト」の報告会などが開かれます。
全文宣伝になってしまいましたね・・・。
さて、先週後半から色々と被災地に行って仕事が進んでいませんので、遅れを取り戻すべくがんばります!