| | | | | | | 「ことだま」は時に、その力で人を救うことがあります。 | | |
| |
| | | | | | | << | 11月 | >> | 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | . | . | . | . | . | 1 | 2 | /TR> 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | /TR> 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | /TR> 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | /TR> 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | /TR> |
| |
| |
| |
| | | | | | | | | | | | | | | | | 2012/07/29 18:17:36 プライベート♪ | | | <金魚> | |
| |
| | |
A:「金魚は赤い色が多いのに、どうして金魚なの?」 B:「多分、最初は黄色だったんだよ。キミはどう思う?」 C:「黄色じゃ金色とは違うでしょ。」 D:「黄金というから、黄色と金色はそう違わないと思うよ。」 E:「僕の説は、金になる魚だから。赤でも黒でもいいんだ。」 B:「君の説では、さんまやさばなどの青魚も金魚になってしまう。」 E:「それじゃ、金魚すくいができないからダメだよ。」 C:「金魚にとっては迷惑な遊びだね。」 B:「ここで、いっせいに金魚迷惑って言わないといけないのかな?」 C:「・・・。」 F:「君たちは、金魚の気持ちがよく分かっていないようだ。」 D:「君は何か知ってるの?」 F:「例えば、水槽に赤い出目金と黒い出目金の2種類がいるとして、君が出目金だったとしたらどう?」 D:「自分の色は見えないから、他の出目金の色を見て、赤か黒だと思い込むよ。」 F:「僕はそうじゃない。自分は金色かも知れないから。」 A:「もしそうなら、君は特別な水槽に入れられて孤独に暮らしている筈だよ。」
| | |
| |
| | | | | | | | 2012/07/27 20:15:19 プライベート♪ | | | <凡人と天才> | |
| |
| | |
A:「僕は自分が天才でないことをありがたいと思うことがあるよ。」 B:「そういう君を羨ましく思うときがある。大抵の凡人は、普通のことをしていながら、それが素晴らしいことだとは考えないからね。」 A:「君は、普通にしていられることを望んでいるの?」 B:「そうしたいんだけど、なかなかうまくいかなくて、空回りするんだ。」 A:「普通のことができるようなったとき、それはもう君ではなくなるということだよ。」 B:「でも、凡人と天才の見分けはつくけど、天才と馬鹿の見分けはそう簡単にはつかないんだよ。」
| | |
| |
| | | | | | | | 2012/07/25 17:58:31 プライベート♪ | | | <謙信と信玄> | |
| |
| | |
A:「欲と恨みで戦をしたところで、さらに禍根を残すことが、おぬしには分からぬのか?」
B:「おぬしこそ、義のために戦うなどとぬかしているが、建て前にすぎぬ。」
A:「憎しみを越えるには正義の戦が必要なのじゃ。」
B:「では、敵に塩を送るのは何のためか?」
A:「弱った敵に勝ったとて意味がない。」
B:「その結果、お互い多くの兵を失うことになる。」
A:「年間の自殺者の数の方が多いことを、知らんのか?」
B:「いつの時代の話をしておるのだ!」
| | |
| |
| | | | | | | | 2012/07/24 19:57:09 プライベート♪ | | | <集団> | |
| |
| | |
A:「いじめをなくすにはどうすればいいんだろうか?」
B:「キミはいじめをなくせるとでも思っているの?」
A:「その方法が分からないんだ。」
B:「人間が社会を築くようになったときから、いじめが始まったんだから、なくすことなど不可能だよ。」
A:「つまり、キミはいじめを肯定しているわけ?」
B:「いじめはないと思いたいから、人は見て見ぬふりをするのさ。」
A:「何とかならないの?」
B:「いじめの種はそこいらにいくらでもあるんだから、それが大きくなる前に食い止める必要がある。」
A:「どうやって?」
B:「一般論はないよ。いじめのある集団に属していることを各人が恥だと思わない限り、根本的な解決の糸口は掴めないさ。」
A:「君はいじめられたことはないの?」
B:「ない。僕の場合には相手にもされずに、ムシされてたから。」
A:「それって、村八分じゃないの?」
B:「そうと気づいたのは、だいぶ後になってからのことだよ。」
| | |
| |
| | | | | | | | 2012/07/21 19:51:58 プライベート♪ | | | <そばに> | |
| |
| | |
・映画をみるとき、あなたがそばにいて、 食事をするとき、あなたがそばにいて、 お金を払うとき、あなたはそばにいない。
| | |
| |
| | | | | | | | 2012/07/19 09:30:12 プライベート♪ | | | <アリとセミ> | |
| |
| | |
B:「夏の間だけ現れては鳴いている僕らを、君はどう思ってる?」 A:「羨ましいと思うこともあるけど、僕らには僕らの仕事があるから。」 B:「君は知らないかも知れないけど、早く出過ぎても遅くなってもいけないから、けっこう大変なんだ。」 A:「1年中騒いでたら、世間から嫌われると思うけど。」 B:「モチロン、そこはちゃんと弁えているさ、長いこと土の中にいたから。」
| | |
| |
| | | | | | | | 2012/07/14 22:17:07 プライベート♪ | | | <ないもの> | |
| |
| | |
A:「幸福になる方法を教えてほしいのですが。」 B:「どうしてですか?」 A:「ちっとも幸福に近づかないからです。」 B:「それは、あなたがないものを探しているかではありませんか?」 A:「いつまでたっても見つからないのです。」 B:「あなたは、あなたの生まれた世界にいるのが一番幸せなのです。」 A:「でも、そうは感じられないんです。」 B:「仮に、あなたがタイムスリップして別の時代で暮らしたなら、今の時代に戻りたくなるに違いありません。」 A:「何故、分かるのですか?」 B:「あなたは、今のこの状態でいられることに感謝していないからですよ。」
| | |
| |
| | | | | | | | 2012/07/07 21:50:45 プライベート♪ | | | <七夕> | |
| |
| | |
・A:「今日は何の日?」 B:「君と僕が1年に1回だけ会える日だよ。」 A:「去年、いつ会ったか憶えてないの?」 B:「ああ、誰と会ったかも分からない。」 A:「じゃ、今日は何の日?」 B:「君と僕が1年に1回だけ会える日だよ。」 A:「そのことだけは憶えてるの?」 B:「ああ、君と初めてデートした日だからね。」 A:「あなたはその時、誰と会ったの?」 B:「誰と会ったのかは分からない。」 A:「今日は七夕でしょう?」 B:「ああ、君とまたいつか会えるかな。」
| | |
| |
| | | | | | | | 2012/07/01 10:55:28 プライベート♪ | | | <四つ葉> | |
| |
| | |
・あなたの探しモノは何ですか? 四つ葉のクローバー? あなたがこの世に生まれ出たときから、ずっと探してるモノ。 それは、大きくて、近くにあっても、見えてはいないもの。
| | |
| |
| | | | | | | | 2012/06/30 08:54:16 プライベート♪ | | | <真珠の耳飾りの少女> | |
| |
| | |
A:「君はこの絵のタイトルを知ってる?」 B:「青いターバンを巻いた少女。」 A:「確かに、そっちの方が目立つね。彼女は真珠の耳飾りをしてる。」 B:「僕には、真珠の耳飾りよりも、2つの瞳の輝きから受ける視線の方が印象的だよ。」 A:「少し開きかけた口から出るコトバを君は想像できる?」 B:「なんとなくは分かるけど、実際、それを聞いても分からないよ。日本語じゃないから。」 A:「僕にはハッキリと分かるよ。」 B:「何が?」 A:「この表情が全てだから、コトバはいらないってことが。」
| | |
| |
| | | | | | | | | | |
http://p.booklog.jp/users/korto-darma |
| |
| |
| |
|
|
|