| | | | | | | | | 2015/05/10 15:39:31 プライベート♪ | | | ニュース | | | 最近のニュースといえば世界遺産に名乗りをあげることか | |
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世界的に有名な世界遺産は写真によっても知られているのである程度のイメージが出来上がっている。従ってそれは絵になるというか美術的に見ても納得が行くもの。この写真的にサマになるというのは大切なこと。
ギリシャのアクロポリスとかフランスのモンサンミチェル、ペルーのマチュピチュ、米国のグランドキャニオン、ナスカの地上絵、ローマの歴史地区その他多くの有名なものがリストされている。
わが国でも名乗りをあげる自治体が多くあることがわかったが、これはビジネス競争なのではないのかとも思われるのだけれど、そんなに多くの世界遺産を決めて良いのかという疑問もある。
一時2000年代に入って制限すべしという意見もあったらしいがその後はどうなっているのだろうか。現在1000ぐらいになっている可能性もある。1500ぐらいに制限すべきという意見もあるらしい。又登録しても抹消されるケースもあるというから力を入れるべきかどうかは問題もある。
長崎県の軍艦島は話題になる。確かに形は軍艦に似ているとはいえ、それ以外は廃墟に過ぎないし、これを観光名所にするというのは飛躍しすぎるという感じがする。これを補修するのに150億円必要とされているが、高層アパートの廃墟の残骸を片付けたのでは価値がないとすると一体何を見てもらおうというのか。窓の建具が外れたのでは見苦しいというと新規にサッシを入れてガラスも入れれば雨風がしのげて長く保存できる。150億円も捻出できるというのは想定外でもある。韓国はこれに文句を言っているらしいが。
明治時代に短期間で欧米に追いつけたとする工場や建造物も外国人が見に来ると思われるのだろうか。それだと新興国も後を追ってその類の登録を願うかもしれないが産業革命遺産という条件がつくのか。遍路路やハンセン病の元療養所も名乗りをあげているらしい。これらを登録しようとする人の頭の中に何があるのかはつかみ難い。富士山や三保の松原、あるいは姫路の白鷺城、京都の平等院鳳凰堂は納得が行くだろうか。何かビジネス感を感じずにはいられない。イタリアにその数が多いというのはわかる気はする。
大体北朝鮮がミサイルを打ち上げたころに、あっちを向いてもこっちを見ても世界中を世界遺産登録すると世界遺産だらけで戦争は無くなるのではないかと考えた時期があった。その点でいえばイスラム国近辺こそ世界遺産登録を多く行って行くべきとも思うが戦争がなくなるかは判らない。地域活性化策や観光スポット観だけで世界遺産登録はすべきなのかどうなのか?高い対価を支払って世界中から来てもらうのにはそれだけのものがなければならないと思うのだけれど。
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