| | | | | | | | | 2015/06/18 18:02:48 プライベート♪ | | | ニュース | | | 東京オリンピックの競技会場 | |
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2020年のオリンピックが開かれるに当っては前都知事も力を入れ、新国立競技場も設計競技で英国のイラク出身の女流建築家による建築プランが採用された経緯がある。21世紀にふさわしいとも言える未来予想図のようなデザインも取り入れられ、それらも含めコンパクトなオリンピックを目指すということで東京誘致が行われて来たはず。アルゼンチンにおいてもプレゼンテーションもなされ斬新なデザインなどからオリンピックを見に行っても良いと判断した人々も多かったのではないか? まだ開催は先ではあるけど半径8キロ圏内という点では変更が行われ、ある範囲の競技場所が変更になったらしいが2500億円削減できるなら止むを得ないのかも。
しかし、工事の工程から逆算すると取り壊し作業にかかり、工事日程も迫られ予算も不足して到底プラン通りには出来ないという話が入って来た。 込み入ったアーチ部分では構造体で屋根の中央部を支えきれないとか天蓋の部分は作るのが無理だとかいう話が出ている模様。工事費用も当初の1600億円から3000億円かかるかもという話も出ていたらしい。そして8万人収容ははずせないものの屋根で覆うのは無理な話が出たらしい。いずれにしても予算を削減する必要があるという。
過去2008年の北京大会のメインスタジアムは敷地21万平米、延床面積26万平米、9.1万人収容で525億円、2012年のロンドン大会の敷地面積は16万平米、延床面積10.85万平米、8万人収容で635億円、シドニー大会時のスタジアムは11万人収容で660億円、2020年の東京大会の新国立競技場は敷地面積11.3万平米になるのかどうかは定かではないが8万人収容で延床面積29万平米から22万平米に縮小、1785億円かかるといわれている。大会が終わった後の用途や維持費も考慮しなければならないけれど。それにはソーラーシステムを設置して維持費を賄い、音楽イベントも行えるような施設にするよう考慮しなければならないかもしれない。屋根面にソーラーパネルを設置するのは大丈夫なのか?
建設労働者の減少や人件費の高騰、建設資材の値上がりなどで建設費が高くなるのはわかる。又、当時外国で案が作られたとしても設計競技なので工事費の見積を出して提示することは無理があったとも思われる。
張子の虎で売り出すというのは残念。せっかく21世紀にはあってもおかしくないデザインだし実現させて欲しいと思っていた。日本人がモダンなものをデザインするといってもこうは行かない。たいていは実現可能なものとなるからデザインも水平、垂直、傾斜、円弧、直角が主というありふれたものになるのは目に見えていた。そういうこともあって外国に設計競技依頼をかけたものと思われるが、国内では施工は無理だとしても英国では施工が可能とするならこれはもったいない話。英国ではこれに似た案が実現したこともあり当の設計者は実現可能と見ているのだろうか。
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