「ちょっと確認をしよう」
「緊急会議ですね!待ってました!」
「うむ。冒険には戦略が大事だからな」
「ぶぅ!!!」
「まず、この冒険はカギを集める事がわかった」
「はいぃぃぃ」
「集めるカギはそれぞれ一つ」
「ぶぅぅぅぅ」
「それぞれの個性が生かされた時、そのカギは手に入る」
「はいぃぃぃ間違いありません!」
「・・・・・・・あれ?・・・鍵がないのは・・・ 」
「ぶ・・・・・・・ぶぅぅ・・・・・・・」
「き・・・君たち・・・・は・・・何もわかっていない」
「隊長というのは、皆をまとめる責任がある。
個性をいかすのも、隊長次第。すなわち僕のお陰。つまり・・・・」
「あとは隊長が見つけたら、冒険は終わりですかね?」
「カギを見つけたということは、宝箱があるぶぅ?」
「多分あると思うけど、わからないぶぅ。まずはカギを集めるぶぅ」
「隊長は見つけられますか・・・・?」
「あまり褒められる個性はないような気がするぶぅ!」
「長所がないなんて、そんな事ないぶぅ!一つは絶対あるぶぅ!」
「長所じゃなくても、個性があればいいんじゃないかぶぅ?」
「・・・・・・・・・・・・」
「あのー・・・。私の話を聞いてるかい?ここまでの成功は・・・」
「いいじゃないですか!あと一つですよ!きっと成功します」
「う・・・・・・うむ」
「・・・・私には長所がないのかい?」
「個性があれば大丈夫ですよ。隊長は個性的です」
「いや。。そういう事ではなくて・・・・・・」
「長所は短所であり、短所は長所だぶぅ!」
「・・・・・・・・・・・・」
「長であるべき者は周りからは理解されないものだぶぅ。
隊長の良さは僕はわかってるぶぅ今のままでいいんだぶぅ」