| | | | | | | | | 2013/06/26 03:37:47 ビジネス | | | 文章の格調(前野岳洋) | |
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書状の書き方については、書状の目的に応じた内容であることは当然ながら、文章の格調について注意したいものです。
秘書は、概して上役よりかなり若いでしょうし、性別が異なっていることも多いでしょう。
二〇歳台の女性秘書が五〇歳台の男性である上役の書状を作成することも珍しいことではないと思われます。
このような年齢と性別のギャップを越えて、上役の品格、貫禄にふさわしい文章をつくるのはかなりむずかしい仕事です。
文章の格調を保つには、まず"起承転結"を基本とする様式を守ること、次に語彙を豊富にすることです。
たとえば、私信ならば「お手紙をいただき、ありがとうございました」という一文をビジネス文書にすると「ご書信を賜わり、御礼申し上げます」となります。
これを、六〇歳から七〇歳台の男性の上役の社交文書にすると「貴翰を恭うし、厚く御礼申し上げます」と書くこともできます。
前野岳洋(ビジネスマナーコンサルタント)
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| | | | | | | 前野岳洋 | | | | | | | | 自己紹介 | |
| ビジネスマナーコンサルタントの前野岳洋です。書状は丁重さの程度によって使い分ける電報はかなり形式化したメッセージの伝達方法で、しかも"とりあえず"といった性格が強いため、丁重さに欠けます。そこで、即時性という点では電報に劣りますが、タイミングを逸しないうちに、御祝状、お悔み状などの書状を手配したほうがよい場合があります。 | |
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