| | | | | | | | | 2018/11/29 22:59:34 プライベート♪ | | | 初めてのブラックバス釣りの記憶 | |
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私は小学生の頃、よく川で釣りをしていました。特に何を釣るとか考えず、父に連れられて行った釣り具店で1000円程の釣り竿と道具のセットを購入し、エサはパンを丸めた物を使用していました。
大体はフナ等が釣れる事が多かったのですが、たまにコイも釣れたりして、楽しかった思い出があります。先日、私の高校生からの親友から久しぶりに連絡があり、最近ブラックバス釣りに熱中していると言う事を聞き、私も小学生の頃の思い出がよみがえり、親友と一緒に成人後初めてブラックバス釣りへ出かける事となりました。
とはいえ、私が昔使っていた道具はもちろん無いので、釣り具店で購入してから行く事になりました。久しぶりの釣り具店は、昔小学生の時に父に連れられて来た釣り具店のイメージと違いました。大人になると商品より金額の札を見るようになった私は少しもどかしい気持ちでした。
親友の父はブラックバス釣りの名人で、大会等にも出場しており、もちろんその子供である親友は、他の人より竿や道具に詳しい様でした。親友に何点か道具を勧められ、その中で黒と金色のフレームがカッコいい竿を選ぶ事にしました。ブラックバス釣り用の竿とリールで2万円を超える事にレジ前で驚いたことは言うまでもありません。
そして親友がオススメする、市街地から車で30分程、少し離れた山中にある池へ訪れました。釣りをしている人が他にも2~3人おり、正直このような場所に釣りに来る事に驚いた面もありました。早速、購入したばかりの釣り竿とリール、それから仕掛けを取り出し、親友に言われるままに取り付けをしました。糸にも魚が気付きにくい様な、結び方がある事も初めて知りました。
竿の振り方等は小学生の頃に父に教わったので何とか出来たのですが、初めて3時間程経っても一向にアタリが来ません。「最初はそんなものだよ」と親友に言われましたが、負けず嫌いの私はとにかく粘りました。しかし辺りが暗くなっても全く釣れず、諦めて帰ることにしました。
帰りの車で親友は竿の使い方や魚の行動、魚の思考等、私の知らない世界の事を語ってくれました。「次は釣れるよ」と言ってくれましたが、私の心の中では悔しさで一杯でした。成人後初めてのブラックバス釣りは一匹も釣れず、幕を閉じました。
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