「おっ。あの方が【フクロウジイサン】ではないだろか?」
「・・・・・はいぃ。。。あのかわいこちゃんが言ってた方ですね」
「ティップ君。遠距離恋愛は大変だよ。しかも冒険は君のロマンだ」
「はいぃ・・・」
「一時の気の迷いで人生を諦めたら、絶対後悔するんだよ!」
「はいぃ・・・」
「君は勇者なんだ。そして君を待ってるぶぅ族がいる」
「はいぃぃ!」
「そして冒険を続ける限り、出会いはたーーーくさんある!」
「はいぃぃ!そうですよねそうですよね!」
「人生も愛も妥協してはいけない。人生の成功者となるんだ!」
「はいぃぃ!頑張りますっ!」
「では。気を引き締めてー。フクロウジイサンに聞いてみよう」
「すいませーーーーーん」
「この辺りで赤い色をした魔物がぶぅ族を拉致してる姿を見ませんでしたか?」
「見ない顔だねぇ。あの魔物の仲間かい?」
「いいえ。僕達の仲間が捕まってしまって、助けに行きたいんです」
「ほっほっほー。勇敢な者達だ。魔物なら見たよ。黒い集団を引き連れてた」
「ぶぅ族だ!!!」
「どこへ向かったかわかりますか?」
「その道をまっすぐ行くと海に出る。そこから多分船に乗ったのじゃろう・・・」
「船ですか・・・・・・」
「そこの海にはアザラッシーがいる。詳しい事はそいつに聞くがよい」
「アザラッシー――――・・・・」
「わかりました!ありがとうございます!」
「これを持っていきなさい。ブチッ」
「これは・・・・・?羽??????」
「きっと君達の役に立つであろう。頑張りたまえ」
「ありがとうございました!!!」
「羽は何の役に立つのでしょうねぇ・・・・?」
「くしゃみが出ない時では・・・・・・・・?」