「いいかい?まずは凛々しく冒険家である事をアピールするんだ」
「ふむふむ。なるほど」
「そして、ぶぅ族の情報を聞いた後、帽子を取って頭を見せよう」
「・・・・へ?何故でしょう?」
「君のためなら冒険家をやめて、一生側にいるよ!というアピールだよ!」
「なるほどっなるほどっ。愛を取るって事ですね」
「よしっ、ではやるぞ!」
「僕達、仲間を助けるために冒険をしているんですけど、目的地がわからないのです」
「いいねぇいいねぇ」
「実は先程、クマには聞いたんですけど、クマは見てないって言うんです。」
「・・・・・まぁ。。いいだろう・・・・」
「そのクマが、僕にひれ伏しながら、ここなら誰か見てるかもと教えてくれたのですが」
「・・・・・それはちょっと嘘っぽいぞ。。。」
「この辺りで赤い色の魔物がぶぅ族を拉致していく姿を見てませんか?」
「仲間のために冒険なんて素敵ねでも残念ながら見てないわー」
「そうですか。残念です。」
「あっちにいるフクロウジイサンなら見てるかもしれないわ。彼、夜行性だから」
「おおおおおっ」
「貴重な情報ありがとうございます!」
「よしっ。じゃーティップ君本題だ!」
「僕は永遠の冒険家を誓いました!でも君のためなら冒険をやめ一生側にいる事を誓います!」
「あなた意外に黒いのね。頭もツルツル。しかも尻尾が短いわ。帽子かぶってた方がいいわよ」
「えっ・・・・・・・・」
「しかも一生側ってうざいわ。私自由がいいの。ごめんね。冒険頑張ってね」
「えっえっえーーーーーーーーーーーーーーー」
「さよなら」
「た・・・・たいちょぉ・・・・・・・・・・」
「ざ・・・・・残念だったな・・・・・ティップ君・・・・」
「色が黒いって。。。頭ツルツルって。。。尻尾が短いって・・・・・・・・・・」
「ぼ・・・・・冒険服が似合うって事だよ・・・・・・・・」
「たいちょぉ・・・・・・・・・」
「さっ・・・さっ・・・・・フクロウジイサンに会いに行こう・・・」
「・・・・・・・うっうっうっ」