澄み切った青い空
広がる青い海
降り注ぐ太陽の光が彼らを冒険の旅へと送りだしてくれる・・・・・
「再びこの時が来るとは・・・・・・・早かったねぇティップ君」
「はいぃ。宝物探しの冒険の方が良かったのですが。。。」
「宝物なんていずれは無くなる。しかし友情は永遠だ。友情のための冒険こそが真の冒険だよ」
「はいぃぃぃぃぃぃ皆が僕達を待ってます!」
「うーむ。で・・・・・どうやって神の子ぶぅ様に会いに・・・?」
「ふっふっふ。お任せくださいデェ隊長」
ピィーーーーーーーーーーーーーーーー
ボッボーーーーーーーーーーーーーーーーッ
「・・・・・・!!!!!!何だこの巨大な船は!?僕の船じゃないぞ!?」
「ふっふっふ。ぶぅ族の皆がデェ王国へ贈って下さいました。いつでも遊びに来れるようにと」
「な・・・・なんと!?いつの間に!?なんて温かい奴らだ・・・泣けるねぇ・・・」
「まさか救出のために使うとは思いませんでしたが・・・・」
「・・・・・ところでティップ君」
「はいぃぃ?」
「船にはデェ王国と書かれているのは分かるのだが、あの旗のマークはティップ君だよね?」
「はいぃぃぃあの旗を作るのがまた大変で大変で〜。先日出来たばかりなんです」
「旗というのはシンボルだよねぇ?デェ王国のシンボルは私ではないのかい?」
「・・・・・・・・え。。あっ違うんです。船ですと、海賊に襲われる危険がありますよね?」
「うーん。。。まぁ・・・・」
「海賊に襲われた時、シンボルが僕ですと命を狙われるのは僕になると思うんです」
「ふむふむ」
「僕は殺されても構いません!しかしデェ王様には何としてでも生きて頂かないと!」
「ほほーーーーーなるほどティップ君にも忠誠心があるんだねぇ。」
「当たり前です!デェ王あってのデェ王国。私はその王様を守る執事でございます」
「いいねぇいいねぇ。ではいざ参ろうではないか。我が王国の船で!」
「・・・ほっ。入口はあちらでございます。さっ。どうぞどうぞ。こちらへ・・・・」
専用船で神の子池まであっという間か。