2008年に世界遺産に登録されたばかりのマラッカへ行きました。 マレーシアで世界遺産に登録されているのは、ペナン島とマラッカだけ。
クアラルンプールからは車で約2時間
マラッカの由来
スマトラ島南部の王国の王子が、敵対する王国の侵攻を逃れるために 村に逃げてきたそうです。
木陰で身をひそめて休んでいると、ネズミ鹿と呼ばれる小さな動物が 猟犬と戦うところを発見。 その小さな体で猟犬を蹴とばし、猟犬から身を守ったそうです。 小さな姿で戦う姿に感動した王子が、「自分も逃げてはいけない」と 王国の再建を誓ったそうです。
その休んでいた木が「マラッカの木」であったため、木の名前より 「マラッカ王国」と命名し建国。それ以降繁栄の一途を辿ったとな。
マラッカではその時のネズミ鹿がシンボルとされ、中央広場に ネズミ鹿の像が立っています。
それがこれ↓
ネズミ鹿の大きさをそのまま表しているので、すごく小さい・・・ でも白いネズミシカの姿が堂々とありました
そしてこれがマラッカの木。実がたくさん生っています。 すごくまずいんだけど、喉の痛みを取ってくれる優れ物らしい。
マラッカ王国繁栄後、ポルトガル・オランダ・イギリス・ヨーロッパと次々に支配されたため、マラッカの建造物は様々なスタイルが混在します。
オランダ建築の代表物とされるプロテスタント教会。
ここはオランダ支配が象徴される建築物ばかり。
ポルトガル支配時代に建築されたものを、オランダは全て 赤茶色に塗りつぶしていったそうです。
なので、マラッカで赤茶色の建物を発見したら、それはオランダ支配の 建造物なんですって。
オランダ広場は時計台もあって、すごく奇麗です。
「トライショー」と呼ばれる自転車。
マレーシアではここマラッカとペナンでしか乗れないらしい。 30分、日本円にして約600円。
私は暑いので乗りませんでしたが・・・。
マラッカの丘へ登ると「マラッカ海峡」が一望出来ます。
マレーシア・インドネシア・シンガポールの3国に面した 全長1000キロの海峡。
天気が良いとスマトラ島も見えるそうなんだけど、今日は見えない・・ 残念・・・
マラッカ海峡は世界一の船舶通行量。しかも航路が狭く、海底地形も 暗礁や浅瀬があって複雑なので、船舶は通行速度を落すそうです。
それを狙った海賊が今でも多数いるようで、海峡の沿岸や小さな島々が 海賊の隠れ家となっているらしい。
怖いなぁ・・・・・