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| | | | | | | | | | | | | | | | | 2018/01/09 15:11:19 プライベート♪ | | | 栄養素がたくさ | |
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「そばと言えば信州」そう思っていた。でも生産量日本一は北海道。長野は2016年収穫量では茨城、山形に次いで四番目(5位の福井を含め、2位から5位まで生産量にあまり違いはない)である。 軽井沢に越してきて、よく食べるようになった食材はもちろんそば(ついでジャム)。おいしいそば屋さんがあちこち支付寶轉帳にあるのでよく行くようになり、自宅でも毎日食べるようになった。 まず毎朝食べるのが、そば粉入りヨーグルトいろいろミックス。最初にそば粉をそばがき風に熱湯で溶いて、オーツ、ヨーグルト、きな粉、抹茶、黒ごま、ミルク、青汁、最後にジャムを入れ混ぜて、我が家の朝食ができあがり。
(熱湯をそば粉にかけて「そばがき」) そば粉を入れるようになったのは、こちらに来てから。「そば粉に熱湯を注いでかき混ぜる」ので、いわゆる「椀がき」に相当する。最初はヨーグルトにそば粉をそのまま混ぜていたのだが、そば粉は、そのまま食べることを想定していないそうなので、念のため「椀がき」にすることにした。 そういえば、真田信繁の時代は「そばがき」が主な食べ方だった。NHK大河ドラマ「真田丸」でも、真田信之が九度支付寶hk充值山に配流された昌幸と信繁にそばを送るシーンがあり、そこでは「そばがき」の食べ方しかなかったことが描かれている。 麺としてのそばの作り方が考案され、それが普及したのは江戸時代になってからのこと。外国にも麺風のそばはあるものの、日本の麺としての「そば」(「そばぎり」)は日本独特の製法らしい。外国人観光客にとっても「蕎打ち体験」は人気で、軽井沢の外国人向けツアーコースにも「蕎打ち体験」が組み込まれていると聞いている。
(軽井沢ガイド協会の研修にて、小諸の中棚荘で行われた蕎打ち体験。この旅館では外国人観光客に英語で蕎打ちを説明しているとのこと。) 外国料理としてのそばで私たちがよく食べるのは「ガレット」。フランスのそば粉入りクレープと言った感じの料理で、美味しいガレット店は軽井沢にもある。我が家でもときどき食べに行く。これがおいしい。
(長倉にある「カシェット」のガレット) 本場のガレットも店や地域によって具やソースなど様々な種類があるそうだ。 最近人気なのは、そば粉ではなく內痔手術「そばの実」。健康に良い栄養素がたくさん含まれているとのこと。
例えば、疲労回復効果のあるビタミンB1、良質なタンパク質、必須アミノ酸であるリジン、ダイエット効果のある「レジスタントプロテイン」(分解されにくい食物繊維的働きを持つタンパク質)、さらに血管を強化し高血圧を防ぐ「ルチン」などが含まれていて、それらがまるまる摂れるということで、近年人気が上昇している。 ルチンは「そば湯」から大量に摂れるので、そば湯は必ずいただくことにしている。ルチン豊富な「そば湯」を飲む習慣は、信州で生まれたそうだ。 我が家では毎食後のお茶に「そば茶」を混ぜて飲んでいるので、私たちの血管は丈夫である(と期待する)。 時々そば粉を買いに行く小諸市の大西製粉で聞いてみたら、日本中から「そばの実」の注文が来ているとのこと。そこでそばの実を買ってみることにした。
(大西製粉で売っている様々なそば商品) 早速、大西製粉のホームページでも紹介されている「ロシアの家庭料理そばの実カーシャ」を作ってみた。基本のカーシャはけっこう調理が簡単。
(そばの実を洗ってから、空煎りし、塩と水を加えて、水がなくなるまで加熱する)
(最後にバターを絡めて、できあがり。ヨーグルトとハチミツを混ぜてもよい) お味は・・・うーん、塩味もバター味も薄くて、無味に近い。ロシア人にとってはご飯みたいなものなのだろう。お米のご飯も、それだけで食べるわけではなく、おかずと一緒に食べる。そばの実カーシャも、いろいろな調理法があるようだ。 今度は、炒めた挽肉、玉葱、ニンニクを混ぜた「炒飯風カーシャ」を作ってみよう。 ロシアはなんと世界一のそば生産量・消費量を誇る、そば大国だった。知らなかった。 ちなみに、すでに縄文晩期には日本に来ていた「そば」は、もともと「そばむぎ」と言っていたそうで、「そば」とは「角張った」という意味。「角張った実の麦」が本来の意味。「そばむぎ」の「むぎ」が省略されて「そば」と言うようになったとのこと。 英語では buckwheat だが、語源は「ブナ+小麦」。「ブナの実(角張っている)」のような「麦」という意味で、偶然にも命名法は日本と同じ。
中国南部が原産と言われるそばは、痩せた土地でも成長し、救荒食物としても昔から重宝されている。これで栄養満点、健康によい、ダイエットによい、となれば、食べない手はない。 ワンコと一緒に室内で食べられるそば屋さんは軽井沢でもなかなかないので(テラスで食べられる店はいくつかある)、冬はそば屋さんのそばからは遠ざかるが、自宅ではそばを摂らない日はない、という我が家。長野に越してきてよかったことの一つが「そばのある暮らし」である。
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