「この道を抜ければ海かーーー。遠くまで逃げたもんだな・・・」
「船・・・なんか持ってるんですかねぇ?」
テクテクテクテク
「君達・・・・その道をゆくのかい?」
「あ・・・はい。さっきフクロウジイサンに教えてもらいました」
「仲間を助けに行かないといけないんです!」
「そうか。勇敢な若者だ。その道はクマがよく出没するから気を付けるんだよ」
「ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ・・・・・・・・・・」
「出没したら、逃げてはいけない。死んだふりをした方がいいからね」
「大丈夫です!ありがとうございます!」
スタスタスタ
「ちょいちょいちょい。ティップ君。方向が違うよ?」
「無理です無理です。今日は厄日なんです。クマには遭遇するし、ふられるし」
「ふられるのは、いつもの事じゃないか・・・・・・」
「あんなふられ方は初めてです何が黒いだ。何がツルツルだ」
「ティップ君。さっきシカさんがいただろう?きっとリスさんもいるよ」
「えっ?そうなんですか???」
「うむ。シカさんがいる=草木が多い=木の実がある=リスさんが多いの図だ」
「なるほどなるほど。さすがは隊長!参りましょう!」
「・・・・・ティップ君って意外と女好きなんだね・・・」
「愛に生きるタイプと言って下さい」