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| | | | | | | | | | | | | | | | | 2014/10/01 00:49:40 プライベート♪ | | | 深い呼吸をしよう | |
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私たちの呼吸は、速く走れば走るほど浅くなります。 ジョギングよりはランニング、ランニングよりは100メートル走の ほうが呼吸は浅くなります。 実際、100メートル走も一流選手になるほどほとんど無呼吸に近い 状態で走っています。これは、つい最近、末梢血管の血流量が正確に 測れるようになってわかったことなのですが、無呼吸の状態は、体に とってかなりリスキーな状態です。なぜなら、末梢の血流は呼吸が止 まった瞬間に低下してしまうからです。 血流が低下するということは、末梢細胞や神経に酸素や栄養が行き渡 らなくなるということです。私たちの体は約60兆個の細胞の集合体 ですが、その細胞の一つ一つがきちんと機能を果たすことで私たちは 生きています。そのひとつがきちんと機能を果たすことで私たちは生 きています。そのひとつの細胞がきちんと機能を果たすためには酸素 と栄養が必要不可欠です。そして、それらを細胞に運んでくれている のが血流です。 血流が完全に止まってしまえば、細胞は死んでしまいます。運動によ って呼吸が浅くなった状態では、完全に末梢の血流が止まるわけでは ありませんが、危険といっても過言でないほど血流が激減することは 事実です。 ですから、健康ということを考えるのであれば、呼吸が浅くなってし まうような運動はよくありません。 健康効果を望むのであれば、ウォーキング程度の軽い運動で充分です。 より具体的にいうなら、きちんと横隔膜を上下させて行う「深い呼吸」 をしながらおこなえる程度の運動です。 深い呼吸が行えれば、副交感神経は低下しないので末梢まで充分な酸 素と栄養を供給しながら運動することができます。ジョギングより息 を乱さない程度のウォーキングの方が「健康効果が高い」なんて信じ られないという人もいるかもしれませんが、かつては体にいいと考え れれていたことが、医学が発達することによって実は体によくないこ とがわかったということはこれまでにもたくさんあります。 40歳以上の人は覚えがあると思いますが、昔は運動中に水を飲むの は「疲れやすくなるから」という理由で禁止されていました。でも、 現在はトレーニング中の脱水が危険であることが医学的に証明され、 トレーニング中は積極的に水分補給をすることが大切だということが 常識になっています。 同じくいまでは体にとって有害なことがわかって行われなくなった 「うさぎ跳び」ですが、昔は下半身を鍛えるにはうさぎ跳びがいちば んいいといわれ、階段をうさぎ跳びで昇降するという、今考えると恐 ろしく危険なトレーニングが日常的におこなわれていました。スポー ツ医学の領域はまだまだ未開拓の部分が多く、どのようなトレーニン グが体によくて健康にいいかということは、いまやっとわかりかけて きたというところなのです。
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