歩き方や走り方、ご飯の食べ方や座ったときの脚の置き方といった“クセ”を身に付けること、髪形などの外見のイメージは撮影前にある程度までは作りました。ただキャラクターの中身は、共演者の方々とキャッチボールしながら、撮影を通して完成させていったし、それにより事前に私が考えた立ち居振る舞いもどんどん変化していきました。『戸田恵梨香って、こういう人だよね』っていうイメージを持たれない存在になりたいです。役を通した私のイメージは、観る人によって本当に様々なのですが、それでいいんじゃないかなと、今は思っています」と戸田さん。ただし、自分自身の“あり方”に関しては意見をしっかりと言うようにしている。現場によって役の作り方は変わってきます。それが本当に楽しい。だから女優を続けたいと思えるんです。方向性や役作りだけでなく、常に健やかでいるための努力も欠かさない。食事では野菜をしっかりと取るようにする、セルフマッサージをするなど自分でできるケアだけでなく、休みにはエステやマッサージに行くなど、ボディメンテナンスも心がけているそうだ。「女優としてボディラインをキープするためという感覚ではありません。