同作はインターナショナルスクールを舞台に、階段から落ち、4年間の記憶を失ったナオミと、事故の時に病院まで付き添ったユウジ、

親友のミライ、事故前からの恋人のエースとの“四角関係”が描かれたラブストーリー。全10回の平均でも9.28%と振るわなかった。イケメ

ン俳優を揃えているため若い女性の集客が見込まれました。当時モデルとして活躍しながら、演技はまったくの未経験だった藤沢恵麻をヒ

ロインに起用しましたが、フタを開けてみれば、平均視聴率瞬間最高視聴率ともに最低記録を更新しています。

　公開2日間で約3万9000人を動員、どうでしょうclassic興行収入4900万円を記録。しかし、観客動員数は伸びず、「興行収入は2億円に乗せるのがやっと、という感じ。当初、全国247館で公開されたことを考えると、大コケと言わざる得ないです。NHK朝ドラといえば、かつては新人女優のスターへ

の登龍門と相場が決まっていたが、近年は宮崎あおい、貫地谷しほり、榮倉奈々、多部未華子、松下奈緒…と、すでに売れっ子となってい

る若手女優をヒロインに選ぶ傾向が目立っています。『おひさま』の好評はさておき、こうも朝ドラ主演に有名女優のキャスティングが続

くのは、いったいなぜなのか。『朝ドラに新人』の路線を見直す契機となったのが、2004年度上半期の『天花』だったといわれています。

　　堀北といえば、先ごろ高視聴率を稼ぎ出したフジテレビ開局50周年記念ドラマ「わが家の歴史」で好演したが、あくまで豪華キャスト

の中のひとり。早く主演作のヒットに恵まれることを期待したい。現在放送されている『おひさま』も井上真央が主演を務め、連日20%に近

い視聴率を叩き出し、好評を博している。この当時から始まっていたTV業界の不況もあり、『もう朝ドラを新人に任せられない』という意

見が、局内の大勢を占めるようになったんです。NHKの看板朝の連続テレビ小説の来春から放送される作品の主演が堀北真希に内定したこと

が、6月15日に明らかになった。